コラム

不眠の薬は市販と処方どっち?デエビゴとの違い&おすすめ睡眠改善薬8選

不眠の薬は市販と処方どっち?デエビゴとの違い&おすすめ睡眠改善薬8選
尾内隆志 医師の顔写真

この記事の監修者

尾内 隆志(おない たかし) Takashi Onai, M.D.
  • 資格:公益社団法人 日本精神神経学会 精神科専門医
  • 所属・役職:医療法人社団 一秀会 葛飾橋病院 理事長(院長
  • 専門分野:臨床精神科医学一般、EDに伴う心理的側面
  • 医籍登録:医師免許取得:平成12年5月(医籍登録番号:409881)
学歴・職歴(要点を表示)

学歴

  • 郁文館高等学校(平成3年4月〜平成6年3月)
  • 聖マリアンナ医科大学 医学部医学科(平成6年4月〜平成12年3月)

職歴

  • 東京大学医学部附属病院 精神神経科(平成12年4月〜平成13年5月)
  • 針生ヶ丘病院 精神科(平成13年6月〜平成15年5月)
  • 初石病院 精神科(平成15年6月〜平成17年5月)
  • 手賀沼病院 精神科(平成17年6月〜平成18年12月)
  • 葛飾橋病院 理事長(平成19年1月〜現在)

理事長/院長よりご挨拶:
昭和32年の開院以来、地域の皆様に支えられ半世紀をこえる歴史を重ねてまいりました。社会や生活スタイルの変化に伴い精神医療も大きく変化しています。私たちは優しく開かれた医療をめざし、地域に根ざした活動を推進し、患者様・ご家族に安心いただけるホスピタルづくりに尽力してまいります。

監修範囲

本記事のうち、精神科医の観点が関与する記述(EDに関連する心理的側面・受診の不安軽減・受診行動に関する助言等)について、事実関係と表現の妥当性を確認しました。医学的一般情報であり、特定の診断・治療の保証を行うものではありません。

  • 利益相反:申告すべき利益相反はありません。
  • 最終更新:

仕事のプレッシャーや人間関係のストレスで、夜、布団に入ってもなかなか寝付けない…。

あるいは、眠りが浅くて夜中に何度も目が覚めてしまう…。

そんなつらい睡眠の悩みを抱えていませんか?

結論から言うと、そうした一時的な不眠の悩みは、市販の睡眠改善薬で対処できる場合があります。

この記事では、精神科・睡眠医学の専門家である尾内隆志先生の監修のもと、あなたの症状に本当に合った市販薬の選び方から、気になる副作用などの注意点、そして病院で処方される睡眠薬との根本的な違いまで、どこよりも分かりやすく丁寧に解説します。

この記事を読めば、もうドラッグストアの棚の前で一人で迷うことはありません。

あなたの睡眠の悩みを解消するための、最適な第一歩が見つかるはずです。

この記事でわかること

目次
  1. まずはチェック!その不眠、市販薬で対処できる?
  2. 【医師解説】市販薬と病院の睡眠薬(処方薬)はどう違う?
  3. 後悔しない!睡眠改善薬の選び方3つのポイント
  4. 【症状・悩み別】編集者が選ぶ市販の睡眠改善薬おすすめ9選
  5. 服用前に必ず確認|市販薬の副作用と5つの注意点
  6. 薬だけに頼らない!睡眠の質を高める4つのセルフケア習慣
  7. 【重要】市販薬で改善しない…専門医への相談を検討すべき5つのサイン
  8. 市販の睡眠改善薬に関するよくある質問 (FAQ)
  9. まとめ:自分に合った対処法で、快適な睡眠を取り戻しましょう

まずはチェック!その不眠、市販薬で対処できる?

「最近よく眠れないから、市販の睡眠薬を試してみようかな」と考えたとき、最初に知っておくべき大切なことがあります。

それは、あなたの不眠の症状が、市販薬で対処できる範囲のものかどうか、という点です。

このセクションでは、ご自身の不眠の状態を客観的に把握し、市販薬が適切な選択肢であるかを見極めるための基本的な知識を解説します。

あなたの不眠はどのタイプ?4つの不眠症状セルフチェック

「不眠」と一言でいっても、その症状は人によってさまざまです。

まずは、ご自身の悩みがどのタイプに当てはまるか、セルフチェックしてみましょう。

不眠の症状は、主に以下の4つのタイプに分けられます。

4つの不眠タイプ

入眠障害:

  • 症状:布団に入ってから寝つくまでに30分~1時間以上かかる。
  • 原因:不安やストレス、考え事をしていることが多い。

中途覚醒:

  • 症状:眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けない。
  • 原因:加齢、ストレス、睡眠時無呼吸症候群などが考えられる。

早朝覚醒:

  • 症状:自分が起きようと思っていた時刻より2時間以上も早く目が覚め、二度寝ができない。
  • 原因:体内時計の乱れ、加齢、うつ病の初期症状の可能性も。

熟眠障害:

  • 症状:睡眠時間は足りているはずなのに、朝起きた時にぐっすり眠れた感じがしない、疲れが取れていない。
  • 原因:睡眠の質が低い。睡眠時無呼吸症候群や、アルコールの影響も。

これらのタイプは、一つだけ現れることもあれば、複数が組み合わさって現れることもあります。

ご自身がどのタイプに最も悩んでいるかを把握することが、適切な対処法を見つける第一歩となります。

市販の「睡眠改善薬」は”一時的な不眠”に悩む人のためのもの

ドラッグストアなどで購入できるのは、厳密には「睡眠薬」ではなく「睡眠改善薬」と呼ばれるものです

これらは医療機関で処方される睡眠薬(睡眠導入剤)とは異なり、比較的症状が軽い
「一時的な不眠症状」の緩和を目的としています。

例えば、以下のような状況で眠れない場合に適しています。

市販の睡眠改善薬は、こうした「普段は眠れるのに、今日はたまたま眠れない」という状況をサポートするためのものです。

慢性的な不眠に悩んでいる方が長期間使用するものではない、ということを必ず覚えておいてください。

市販薬は2〜3日の服用にとどめ、長期化するなら専門医へ

市販の睡眠改善薬は、あくまでも「つらい時のお守り」のような存在です。

もし2〜3日服用しても症状が改善しない、あるいは不眠の症状が1週間以上続くようであれば、それは市販薬で対処できる範囲を超えているサインかもしれません。

自己判断で服用を続けず、必ず医師や薬剤師に相談してください。

背景に別の病気が隠れている可能性も考えられます。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

最近、30代の女性で『仕事のプレッシャーで眠れない』と相談に来られる方が非常に多いです。多くの場合、まずは市販薬を試してみようと考えますが、それは正しい第一歩と言えるでしょう。ただし、市販薬はあくまで『急場をしのぐ』ためのものであり、不眠の根本的な原因を治療するものではありません。数日試して改善しない場合は、一人で抱え込まず、ぜひ私たちのような専門家に相談してくださいね。

【医師解説】市販薬と病院の睡眠薬(処方薬)はどう違う?

「市販薬と病院の薬って、何がどう違うの?」これは、多くの方が抱く最も大きな疑問の一つでしょう。

効果の強さ、安全性、依存性など、気になる点はたくさんありますよね。

このセクションでは、精神科専門医である尾内先生の解説に基づき、市販の「睡眠改善薬」と医療用の「睡眠薬(処方薬)」の根本的な違いを、4つのポイントから詳しく掘り下げていきます。

H3-2-1 目的の違い:市販薬は「睡眠改善」、処方薬は「不眠症治療」

最も大きな違いは、その「目的」にあります。

つまり、市販薬は「応急処置」、処方薬は「本格的な治療」とイメージすると分かりやすいでしょう。

成分と作用の違い:抗ヒスタミン薬とGABA受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬など

目的が違うため、含まれている有効成分や、脳への作用の仕方も全く異なります。

市販の睡眠改善薬の主成分:

  • ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン成分): これがほとんどの市販薬の主成分です。本来はアレルギー症状(くしゃみ、鼻水など)を抑えるための成分ですが、副作用として強い眠気を引き起こします。
    この「副作用」を主作用として利用しているのが、市販の睡眠改善薬です。
    脳の活動を全体的に鎮静させることで、眠りを誘います。

病院の睡眠薬(処方薬)の主な成分:

  • 非ベンゾジアゼピン系(GABA受容体作動薬): 脳内で興奮を抑える物質「GABA」の働きを強めることで、催眠作用をもたらします。比較的、睡眠の構造を乱しにくいとされています。
  • オレキシン受容体拮抗薬(例: デエビゴ): 脳を覚醒させる物質「オレキシン」の働きをブロックすることで、脳を覚醒状態から睡眠状態へと切り替え、より自然に近い眠りを促します。
  • その他、メラトニン受容体作動薬など、様々な作用機序を持つ薬があり、医師が患者さんの症状や状態に合わせて最適なものを選択します。

▼市販薬と処方薬の作用メカニズム比較表

種類主な成分・系統作用メカニズム特徴
市販薬ジフェンヒドラミン塩酸塩 (抗ヒスタミン成分)脳の覚醒に関わるヒスタミンの働きをブロックし、副作用の眠気を主作用として利用する。全体的な鎮静作用。一時的な不眠に用いられる。
処方薬非ベンゾジアゼピン系脳の興奮を抑える「GABA」の働きを強める。催眠作用が主。比較的依存性が低いとされる。
処方薬オレキシン受容体拮抗薬脳を覚醒させる「オレキシン」の働きを抑える。より自然な眠りを促す。依存性のリスクが低い。
処方薬ベンゾジアゼピン系GABAの働きを強力に増強する。催眠作用に加え、抗不安作用なども併せ持つが、依存性や耐性のリスクが比較的高い。
処方薬メラトニン受容体作動薬体内時計を調整するホルモン「メラトニン」の受容体に作用する。自然な入眠を促す。特に体内時計の乱れによる不眠に有効。

このように、処方薬はより専門的で多様なアプローチが可能であり、不眠の原因に直接働きかけることを目指しています。

具体的な薬の違い:「ドリエル」と「デエビゴ」を例に解説

具体的な商品名で比較すると、その違いがさらに明確になります。

ドリエル(市販薬):

  • 主成分は「ジフェンヒドラミン塩酸塩」です。
  • 脳全体の活動を鎮めることで眠気を誘います。そのため、効果は比較的早く現れやすいですが、翌朝に眠気やだるさが残る「持ち越し効果」が起こることがあります。
  • あくまで一時的な使用が前提です。

デエビゴ(処方薬):

  • 「レンボレキサント」を主成分とするオレキシン受容体拮抗薬です。
  • 脳を無理やり眠らせるのではなく、「起きている状態」を維持する神経伝達物質(オレキシン)の働きを抑えることで、脳が自然に眠りへ移行するのを助けます。
  • そのため、従来の睡眠薬に比べて依存性のリスクが低く、より生理的な睡眠に近い状態が得られると期待されています。
  • 医師の診断と処方が必要です。

入手方法と費用の違い

入手方法:

  • 市販薬: 処方箋なしで、ドラッグストアや薬局、一部のオンラインストアで購入可能です。薬剤師からの説明を受けることが推奨されます。
  • 処方薬: 医師の診察を受け、処方箋を発行してもらう必要があります。

費用:

  • 市販薬: 全額自己負担です。1箱(6〜12錠入り)で1,000円〜2,000円程度が相場です。
  • 処方薬: 健康保険が適用されるため、自己負担は通常3割です(年齢や所得による)。薬代の他に、診察料や処方箋料がかかります。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

『病院の薬は市販薬より強いから怖い』と誤解されている方がいますが、一概にそうとは言えません。例えば、ご紹介したデエビゴのように、より自然な眠りを促し、依存性のリスクが低い新しいタイプの処方薬も次々と登場しています。自己判断で市販薬を漫然と使い続けるよりも、専門医に相談してご自身の症状に合った薬を処方してもらう方が、結果的に安全で効果的なケースも多いのです。

後悔しない!睡眠改善薬の選び方3つのポイント

ドラッグストアに行くと、様々な種類の睡眠改善薬が並んでいて、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

パッケージのデザインや価格だけで選んでしまうと、期待した効果が得られなかったり、思わぬ副作用に悩まされたりすることも。

このセクションでは、あなたが自分の症状やライフスタイルに合った最適な一品を見つけられるよう、後悔しないための選び方を3つの具体的なポイントに絞って解説します。

【ポイント1】あなたの「悩み」で選ぶ

最も重要なのは、ご自身の不眠の「悩み」に合わせて有効成分を選ぶことです。

市販の睡眠改善薬は、大きく分けて2つのタイプがあります。

寝つきが悪い、考え事をしてしまう → ジフェンヒドラミン塩酸塩が主成分のもの

  • ベッドに入っても仕事のことや人間関係の悩みなどが頭をよぎって、なかなか眠りのスイッチが入らない…という「入眠障害」タイプの方には、ジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とする薬が適しています。
  • この成分は、脳の活動を鎮静させることで、強制的に眠気を誘発する作用があります。比較的速やかに効果が現れるため、「今夜こそは早く眠りたい」という日の助けになります。

ストレスやイライラで眠れない → 鎮静作用のある生薬・漢方成分配合のもの

  • 精神的な高ぶりやイライラ、不安感が強くて眠れないという方には、西洋薬の成分だけでなく、鎮静作用のある生薬や漢方薬を配合したものが選択肢になります。
  • 例えば、「酸棗仁湯(サンソウニントウ)」という漢方処方は、心身の疲労や精神的な不安からくる不眠によく用いられます。また、カノコソウやパッシフローラといったハーブも、神経の高ぶりを鎮める効果が期待できます。これらは穏やかに作用するものが多く、体への負担が少ないと感じる方もいます。

【ポイント2】薬の「剤形」で選ぶ

毎日飲むものではないとはいえ、飲みやすさも意外と重要なポイントです。

睡眠改善薬には、いくつかの「剤形(ざいけい)」、つまり薬の形状があります。

ご自身が最もストレスなく服用できる形状を選びましょう。

【ポイント3】「副作用」のリスクを理解して選ぶ

市販薬は手軽に購入できますが、医薬品である以上、副作用のリスクはゼロではありません。

特に注意したいのが、翌朝まで眠気やだるさが残ってしまう「持ち越し効果(ハングオーバー)」です。

翌日の活動に影響は?

  • 主成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は、人によっては作用が長く続いてしまうことがあります。
    翌日に大事な仕事や運転の予定がある場合は、特に注意が必要です。
    製品によっては、作用時間が比較的短いことを特徴としているものもあります。

アレルギー体質の人は成分を要チェック

  • 薬の有効成分だけでなく、添加物によってアレルギー反応が起こる可能性もあります。
    過去に薬でアレルギーを起こしたことがある方は、購入前に必ず薬剤師に相談し、成分表示をしっかりと確認しましょう。

これらの3つのポイントを踏まえることで、数ある商品の中から、よりご自身に合った睡眠改善薬を見つけることができるはずです。

【症状・悩み別】編集者が選ぶ市販の睡眠改善薬おすすめ9選

ここまで解説してきた「選び方のポイント」を踏まえ、具体的な商品を症状・悩み別にご紹介します。

数多くのデータと専門家の意見を基に、「寝つきが悪い」「ストレス・不安が強い」「眠りが浅い」という3つのカテゴリに分けて、それぞれおすすめの睡眠改善薬を厳選しました。

ご自身の悩みに最も近いカテゴリからチェックしてみてください。

寝つきが悪い方向け|即効性が期待できる睡眠改善薬 4選

布団に入ってからグルグルと考え事をしてしまい、なかなか寝付けない…

そんな「入眠障害」タイプの方向けに、眠気を誘う作用が比較的速やかに現れるジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とした商品を選びました。

寝つき改善向け4商品の比較表(成分・価格・特徴)

商品名メーカー主成分特徴
ドリエルエスエス製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩最も代表的な睡眠改善薬。カプセルタイプで飲みやすい。
ネオデイ大正製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩1回2錠で服用。ドリエルと同成分で、価格が比較的安価な傾向。
リポスミン皇漢堂製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩ジェネリック的な位置づけで、コストパフォーマンスに優れる。
グ・スリーP伊丹製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩1回1錠タイプ。錠剤が小さく飲みやすいのが特徴。

これらの商品は、いずれも同じ有効成分を含んでいますが、価格や錠剤の大きさ、1回の服用錠数などが異なります。

ご自身の好みやコストに合わせて選ぶと良いでしょう。

ストレス・不安が強い方向け|鎮静作用のある漢方・生薬配合薬 3選

仕事のプレッシャーや人間関係の悩みで神経が高ぶり、イライラして眠れない…という方には、神経の興奮を鎮める作用が期待できる漢方薬や生薬を配合した商品がおすすめです。

穏やかな効き目が特徴です。

ただし、これらの漢方・生薬は伝統的に用いられていますが、その有効性に関する科学的根拠のレベルは、ジフェンヒドラミン塩酸塩のような西洋薬の成分とは異なる場合があることを理解しておく必要があります。

ストレス・不安向け3商品の比較表(成分・価格・特徴)

商品名メーカー主な成分特徴
スリーピンα薬王製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩 + 生薬7種類の生薬(サンソウニン、カノコソウなど)を配合し、神経の高ぶりを鎮める。
漢方ナイトミン小林製薬酸棗仁湯(サンソウニントウ)心身の疲労からくる不眠に用いられる漢方処方。体力が中等度以下で、心身が疲れ、精神不安などがある人向け。
イララック小林製薬パッシフローラ、カノコソウなど4種の生薬からなる鎮静薬。高ぶった神経を落ち着かせ、気持ちを穏やかにする。

漢方薬は体質によって合う・合わないがあります。

効果を実感するまでに時間がかかることもありますが、西洋薬が体に合わないと感じる方は試してみる価値があるでしょう。

眠りが浅い・夜中に目が覚める方向け|持続性が期待できる睡眠改善薬 1選

せっかく眠れても、夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」に悩む方向けの商品です。

睡眠の質を高め、朝までぐっすり眠ることをサポートします。

中途覚醒向け1商品の成分・価格・特徴

商品名メーカー主な成分特徴
ドリエルEXエスエス製薬ジフェンヒドラミン塩酸塩液体カプセルで吸収が速いとされ、効果の持続も期待される。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

市販薬を選ぶ際は、まず基本となるジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とするものから試してみるのが一般的です。効果と副作用のバランスが分かりやすいからです。ただし、ご自身の不眠の原因が明らかにストレスや不安感にある場合は、漢方薬が心身のバランスを整え、穏やかな眠りにつながることもあります。なぜ眠れないのか、ご自身の心の状態にも少し耳を傾けて選んでみてください。

服用前に必ず確認|市販薬の副作用と5つの注意点

手軽に購入できる市販の睡眠改善薬ですが、医薬品であることに変わりはありません。

安全に使用するためには、副作用や注意点を正しく理解しておくことが非常に重要です。

このセクションでは、服用前に必ず確認していただきたい副作用と、絶対に守ってほしい5つの注意点について、具体的に解説します。

主な副作用:翌日の眠気、だるさ、めまい、頭痛など

市販の睡眠改善薬の主成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は、眠気を催す作用がある一方で、以下のような副作用が現れることがあります。

  • 持ち越し効果(ハングオーバー): 最も多い副作用です。薬の効果が翌朝まで残ってしまい、眠気倦怠感(だるさ)注意力の低下などが起こります。
  • めまい、頭痛: 薬の鎮静作用により、ふらつきや頭の重さを感じることがあります。
  • 口の渇き: 抗ヒスタミン成分の作用で、唾液の分泌が抑えられ、口が渇くことがあります。
  • 胃腸症状: 人によっては、吐き気や食欲不振などが現れることがあります。
  • 排尿困難: 前立腺肥大症などがある方は、症状が悪化する可能性があります。

これらの症状が現れた場合は、服用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

【注意点1】連用は避ける(1週間以上の継続はNG)

市販の睡眠改善薬は、あくまで一時的な不眠のためのものです。

数回程度の使用にとどめ、絶対に連用しないでください

連用すると、薬に対する耐性がついてしまい、同じ量では効果が出にくくなる可能性があります。

また、不眠の背景にある根本的な原因の発見を遅らせてしまうことにもなりかねません。

添付文書にも「2〜3回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」といった旨が記載されています。

【注意点2】服用後の運転・機械操作は絶対にしない

これは最も重要な注意点の一つです。

睡眠改善薬を服用した後は、翌朝に眠気や注意力の低下が残ることがあります。

自分では「大丈夫」と感じていても、判断力や反射神経が鈍っている可能性があります。

重大な事故につながる危険性が非常に高いため、服用後は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は絶対に行わないでください。

翌日に運転などの予定がある場合は、服用を避けるべきです。

【注意点3】アルコールとの併用は厳禁

「眠れないからお酒を飲んで、さらに薬を飲めばよく眠れるだろう」と考えるのは、非常に危険です。

アルコールと睡眠改善薬を同時に摂取すると、互いの作用が強まり、脳の機能を過度に抑制してしまいます。

これにより、記憶障害呼吸抑制(呼吸が浅く、弱くなる)などを引き起こし、最悪のケースでは命に関わることもあります。「寝酒」と睡眠改善薬の併用は絶対にやめてください。

【注意点4】他の薬(風邪薬、鼻炎薬など)との飲み合わせに注意

市販の睡眠改善薬の主成分である「抗ヒスタミン成分」は、総合感冒薬(風邪薬)、鼻炎用内服薬、アレルギー用薬、乗り物酔い薬など、多くの市販薬にも含まれています。

これらの薬と睡眠改善薬を併用すると、抗ヒスタミン成分を過剰に摂取することになり、強い眠気や副作用のリスクが大幅に高まります。

他に何か薬を服用している場合は、必ず購入前に薬剤師に相談してください。

【注意点5】妊娠中・授乳中・15歳未満は服用できない場合が多い

  • 妊娠中の方: 服用前に必ず主治医に相談してください。自己判断での服用は避けてください。
  • 授乳中の方: 睡眠改善薬の成分が母乳に移行する可能性があるため、服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があります。
  • 15歳未満の小児: 服用できません。

また、緑内障や前立腺肥大症の診断を受けている方も、症状を悪化させる可能性があるため服用は禁忌とされています。

持病がある方は、必ず医師・薬剤師に確認してください。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

特に注意していただきたいのが、先ほども触れましたが、アルコールとの併用です。臨床現場でも、誤った使い方で危険な状態に陥ってしまったケースを残念ながら目にすることがあります。眠れないからとお酒の力を借りたくなる気持ちは痛いほど分かりますが、睡眠改善薬と同時に摂取すると、作用が予期せぬ形で増強され、呼吸抑制などを引き起こす本当に危険な状態になり得ます。ご自身の身を守るためにも、このルールだけは絶対に守ってください。

薬だけに頼らない!睡眠の質を高める4つのセルフケア習慣

市販の睡眠改善薬は、つらい夜の頼れる味方ですが、薬だけに頼り続けるのは根本的な解決にはなりません。

日々の生活習慣を少し見直すだけで、睡眠の質は大きく向上することがあります。

このセクションでは、今日からすぐに始められる、睡眠の質を高めるための4つのセルフケア習慣をご紹介します。皆さんの興味関心(ヨガなど)も考慮し、無理なく続けられるものを中心に選びました。

【習慣1】就寝1〜2時間前はスマホ・PCを見ない

多くの方がやってしまいがちなのが、ベッドの中でスマートフォンを見てしまうこと。

しかし、スマホやPC、テレビの画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒させる作用があり、眠りを促すホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。

寝る直前までSNSをチェックしたり、動画を見たりする習慣は、自ら寝つきを悪くしているようなものです。

就寝の1〜2時間前にはデジタルデバイスの使用をやめ、部屋の照明を少し暗くして、脳をリラックスモードに切り替えてあげましょう。

【習慣2】ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる

質の良い睡眠のためには、体温の変化が鍵となります。私たちの体は、体の内部の温度(深部体温)が下がる時に眠気を感じるようにできています。

就寝の90分〜2時間前に、38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分〜20分ほどゆっくり浸かると、一時的に深部体温が上がります。

そして、お風呂から上がって体温が徐々に下がっていく過程で、自然な眠気が訪れやすくなります。

熱すぎるお湯は交感神経を刺激して逆に目が覚めてしまうので注意しましょう。

【習慣3】カフェインや食事のタイミングに気をつける

  • カフェイン: コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには、強力な覚醒作用があります。その効果は4時間以上続くこともあるため、夕方以降の摂取は避けるのが賢明です。
  • 食事: 就寝直前に食事を摂ると、消化活動のために胃腸が活発に働き、眠りが浅くなる原因になります。夕食は就寝の3時間前までには済ませておくのが理想です。
  • アルコール: 「寝酒」は寝つきを良くするように感じますが、実はアルコールが分解される過程で覚醒作用が生じ、夜中に目が覚めやすくなるなど、睡眠の質を著しく低下させます。

【習慣4】就寝前に軽いストレッチやヨガを取り入れる

日中の緊張でこわばった心と体をほぐすために、就寝前に軽いストレッチやヨガを取り入れるのは非常に効果的です。

激しい運動は逆効果ですが、ゆったりとした呼吸を意識しながら筋肉を伸ばすことで、副交感神経が優位になり、リラックス状態へと導かれます。

ベッドの上でできる簡単リラックスヨガポーズのイラスト3選
  1. 赤ちゃんのポーズ: 仰向けになり、両膝を抱えて胸に引き寄せる。腰回りの緊張をほぐします。
  2. ワニのポーズ: 仰向けで両腕を広げ、片膝を曲げて反対側へ倒す。背中や腰を優しくねじります。
  3. 合蹠(がっせき)のポーズ: 仰向けで足の裏同士を合わせ、膝を外側に開く。股関節周りの力を抜きます。

これらの習慣は、薬のように即効性があるわけではありませんが、続けることで確実に眠りやすい心と体の土台を作ってくれます。

ぜひ、できそうなものから一つでも試してみてください。

【重要】市販薬で改善しない…専門医への相談を検討すべき5つのサイン

市販薬を試したり、セルフケアを実践したりしても、なかなか不眠が改善しない…。

そんな時は、一人で悩みを抱え込まず、専門家の助けを借りることを考えるべきタイミングかもしれません。

このセクションでは、市販薬での対処の範囲を超え、医師への相談を検討すべき具体的な「5つのサイン」について解説します。これは、あなたの体が発している重要なメッセージです。

【サイン1】市販薬を1週間近く試しても効果がない

市販の睡眠改善薬は、あくまで2〜3日の使用が目安です。

断続的にでも、1週間近く使用しても「全く効果が感じられない」「飲まないと眠れない日が続いている」という状態は、薬の選択が合っていないか、より根本的な原因が隠れている可能性があります。

【サイン2】不眠の症状が2週間以上続いている

一時的なストレスなどで眠れないことは誰にでもありますが、週に2回以上の不眠症状が2週間以上続いている場合は、医学的に「不眠症」が疑われます。

「そのうち治るだろう」と放置せず、一度専門医の診察を受けることを強くお勧めします。

早期に適切な治療を開始することが、慢性化を防ぐ鍵となります。

【サイン3】日中の眠気や倦怠感がひどく、仕事に支障が出ている

夜眠れないことによる影響が、日中の活動にまで及んでいる場合は注意が必要です。

  • 仕事中に強い眠気に襲われ、集中できない
  • 簡単なミスが増えた
  • 常に体がだるく、意欲が湧かない

これらの症状は、睡眠不足が心身のパフォーマンスを著しく低下させている証拠です。

生活の質(QOL)を大きく損なう前に、専門的な介入が必要な段階と言えるでしょう。

【サイン4】気分の落ち込みや不安感が強い

不眠は、それ自体が独立した問題であるとは限りません。

特に、「眠れないこと」に加えて、「何事にも興味が持てない」「理由もなく悲しい気持ちになる」「常に漠然とした不安がある」といった気分の落ち込みを伴う場合、うつ病などの精神疾患のサインである可能性が考えられます。

不眠はうつ病の代表的な症状の一つです。

このような心の不調を感じる場合は、ためらわずに精神科や心療内科を受診してください。

【サイン5】いびきや睡眠中の無呼吸を指摘されたことがある

家族やパートナーから「いびきがうるさい」「寝ている時に息が止まっている」と指摘されたことはありませんか?

これは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の典型的な症状です。

睡眠中に気道が塞がって無呼吸状態を繰り返すことで、体は深刻な酸欠状態に陥り、睡眠の質が極端に低下します。

その結果、熟眠障害や日中の激しい眠気を引き起こします。

この病気は市販薬では改善しないどころか、市販の睡眠改善薬(抗ヒスタミン薬)は、のどの筋肉を弛緩させて気道の閉塞を悪化させる危険性があります。 

放置すると高血圧や心疾患、脳卒中などのリスクを高めるため、SASが疑われる場合は絶対に市販薬を使用せず、専門の医療機関(呼吸器内科、耳鼻咽喉科など)で検査と治療を受けてください。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

『病院に行くのは大げさかも』『精神科や心療内科は敷居が高い』とためらってしまうお気持ちは、本当によく分かります。でも、これらのサインは、あなたの心と体が助けを求めている証拠なのです。私たちは、風邪をひいたら内科に行くように、心の不調を感じたら相談できる場所、それが精神科や心療内科です。決して特別な場所ではありませんので、少しでも不安があれば、専門書を1冊読むくらいの気軽な気持ちで、一度相談に来てみてください。

市販の睡眠改善薬に関するよくある質問 (FAQ)

ここまで記事を読んでいただいた中で、まだ解消されていない細かい疑問もあるかもしれません。

このセクションでは、市販の睡眠改善薬に関して特に多く寄せられる質問に、Q&A形式で簡潔にお答えします。

Q. コンビニやドラッグストアで買えますか?

A. 全国のドラッグストアや薬局で購入できます。

睡眠改善薬は「要指導医薬品」または「第2類医薬品」に分類されるため、薬剤師または登録販売者がいる店舗で購入する必要があります。

そのため、コンビニエンスストアでは基本的に購入できません

一部の医薬品取り扱いコンビニでは置いている可能性もありますが、基本的にはドラッグストアや薬局に行きましょう。

オンラインストアでも、薬剤師による情報提供などの条件を満たしたサイトで購入可能です。

Q. 薬に依存してしまうことはありませんか?

A. 定められた用法・用量を守り、連用しなければ、依存のリスクは低いと考えられています。

市販の睡眠改善薬の主成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は、医療用の睡眠薬(特にベンゾジアゼピン系)と比較して、身体的・精神的な依存を形成するリスクは低いとされています。

しかし、連用することで「薬がないと眠れない」という精神的な依存状態に陥る可能性はゼロではありません。

必ず「一時的な使用にとどめる」というルールを守ってください。

Q. 睡眠サプリメントとの違いは何ですか?

A. 目的と分類が全く異なります。

  • 睡眠改善薬: 医薬品です。一時的な不眠症状の「緩和」という効果・効能が国によって認められています。
  • 睡眠サプリメント: 食品(健康食品)です。治療や症状の緩和を目的とするものではなく、あくまで睡眠の質向上をサポートする「栄養補助」が目的です。テアニン、グリシン、GABAなどが含まれる商品が多いですが、医薬品のような即効性や強制的な作用は期待できません。

体への作用の強さや速効性は「医薬品>食品」となります。ご自身の状態に合わせて使い分けることが大切です。

Q. 高齢者が服用しても大丈夫ですか?

A. 服用前に必ず医師や薬剤師に相談してください。

高齢者の方は、一般的に薬の成分を分解・排泄する機能(肝臓や腎臓の機能)が低下しているため、薬が効きすぎてしまったり、副作用(特にふらつきによる転倒など)が出やすくなったりする傾向があります。

また、多くの持病や常用薬を抱えているケースも多いため、飲み合わせの問題も起こりやすいです。

自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談するようにしてください。

まとめ:自分に合った対処法で、快適な睡眠を取り戻しましょう

眠れない夜が続くのは、本当につらいものです。日中のパフォーマンスが落ちるだけでなく、気持ちまで塞ぎ込んでしまいますよね。

この記事では、一時的な不眠に悩むあなたが、安心して最初の一歩を踏み出せるように、市販の睡眠改善薬の正しい知識から、具体的な選び方、そして安全に使うための注意点まで、専門家の監修のもと詳しく解説してきました。

大切なのは、ご自身の不眠の状態を正しく理解し、薬を「お守り」として上手に活用しながら、生活習慣の見直しといったセルフケアも同時に行っていくことです。

そして、市販薬で対応できる範囲を超えたと感じたら、ためらわずに専門家を頼ること。

この視点を忘れないでください。

尾内医師 (精神科専門医) のアドバイス

眠れない夜が続くと、心も体も本当に疲れてしまいますよね。まずはこの記事を参考に、ご自身に合った市販薬やセルフケアを試してみてください。そして、それでも改善しない場合は、決して一人で悩まず、私たち専門家を頼ってください。あなたがぐっすり眠れる日が来るよう、全力でサポートさせていただければ幸いです。

最後に、この記事の要点をチェックリストにまとめました。今後の参考にしてください。

今日の要点まとめチェックリスト

チェック項目詳細
市販薬の位置づけあくまで「一時的な不眠」のためのもので、連用はしない。
薬の選び方「寝つきが悪い」「ストレス」など、自分の悩みに合わせて成分を選ぶことが重要。
安全のためのルール服用後の運転や飲酒は絶対にNG。他の薬との飲み合わせにも注意する。
専門医への相談セルフケアで改善せず、2週間以上不眠が続くなら、迷わず専門医に相談を。

あなたの眠りの悩みが解消され、すっきりとした朝を迎えられる日が来ることを心から願っています。

参考文献

  1. 厚生労働省 e-ヘルスネット「不眠症」
    • 概要: 不眠症の定義、症状の4つのタイプ(入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)、原因について解説している公的な情報源。  
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠薬」
    • 概要: 睡眠薬の正しい使い方や、アルコールとの併用(寝酒)の危険性について警告している。 
  3. 日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」
    • 概要: 睡眠薬の処方に関する専門的な指針。薬物療法と非薬物療法の両方についてのエビデンスに基づいた推奨事項を記載。 
  4. 日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」
    • 概要: SASの診断、治療、管理に関する包括的なガイドライン。睡眠薬の使用が症状を悪化させるリスクについても触れている。
  5. 厚生労働省 医薬食品局安全対策課「催眠鎮静薬等」
    • 概要: ブロモバレリル尿素が依存性のある成分であることを明確に指摘している公的資料。 
  6. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「デエビゴ錠 医薬品リスク管理計画(RMP)」
    • 概要: 処方薬デエビゴ(レンボレキサント)の作用機序、副作用、安全性に関する公式情報。
  7. KEGG MEDICUS 医薬品情報「ドリエル」
    • 概要: 代表的な市販睡眠改善薬「ドリエル」の添付文書情報。用法・用量、禁忌事項が記載されている。
  8. 愛知県医師会報「うつ病・うつ状態における睡眠障害とその治療」
    • 概要: 日本うつ病学会のガイドラインを引用し、不眠とうつ病の密接な関連性について解説している。
  9. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「『健康食品』に関する制度の概要」
    • 概要: 医薬品と「健康食品」(サプリメント等)の違いを定義している公的情報。
  10. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品インタビューフォーム「ジフェンヒドラミン塩酸塩」
    • 概要: 市販睡眠改善薬の主成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩の薬理作用や副作用に関する詳細な公式情報。

この記事を書いた人

葛飾橋病院

葛飾橋病院では精神科、神経科、内科、放射線科、歯科と様々な診療、治療を行っています。職員一同心をひとつに合わせて、患者様、ご家族の皆さまに心から安心していただけるホスピタルづくりを進めており、地域に密着した精神科医療の活性化に尽力していきます。当ブログでは精神科を中心とした記事を作成し患者様の心を少しでも和らげられるような発信をしていきます。